再履バスとは

「再履バス」とは、正式には「学内連絡バス」といい、大阪大学のキャンパスを結ぶ学内専用(学生・教職員向け)無料シャトルバスです。授業や課外活動など、キャンパス間を移動する際にご利用いただけます。

豊中キャンパス

箕面キャンパス

吹田キャンパス

利用方法

各キャンパスのバス停留所からご乗車ください。学生証等は不要です。

※大阪大学にご用がない方のご利用はお控えください。

豊中キャンパス
付属図書館前
箕面キャンパス
箕面キャンパス前
吹田キャンパス
工学部前
吹田キャンパス
人間科学部前

どういうときに必要?

別のキャンパスで開講されている授業を受講する際や、別キャンパスのサークルへ行く際に利用することが多いです。

カリキュラム上移動が必要な場合

医学部など、一部の学部・学科では一日の中でキャンパスを移動する必要があるカリキュラムになっていることがあります。午前中と午後の間(昼休み)に移動が発生する多く、移動時間が短い学内連絡バスが利用されます。

再履修の場合

成績が足りず単位を落としてしまった授業を再度受講することを「再履修」といいます。

大阪大学ではいわゆる「一般教養」と呼ばれる学部共通の授業が豊中キャンパスで開講されています。ほとんどの学生は1年生の間を豊中キャンパスで過ごしますが、工学部や外国語学部などの人は2年生以降吹田キャンパス・箕面キャンパスへ移って授業を受けることになります。そのため1年生の間に一般教養の単位を揃えることが多いですが、単位を落としまうと豊中キャンパスへ戻って授業を受けざるを得なくなり、その際に学内連絡バスが利用されます。

サークルの場合

大阪大学はサークルの多くが豊中キャンパスに集中しています。(※吹田キャンパスや、少数ながら箕面キャンパスにも存在します。主な活動場所は各サークルの公式情報を確認しましょう。)そのため吹田キャンパス・箕面キャンパスの人は放課後に豊中キャンパスへ移動して課外活動を行うことになり、その際に学内連絡バスが利用されます。

他学部の授業を受ける場合(MLEなど)

大阪大学では他のキャンパスで開講されている授業を受けることができます。聴講(単位認定なし)の場合は教員に事前に確認した上、許可を得て受講します。またMLEなどの単位認定がなされる副専攻プログラムも用意されています。このような場合にキャンパスの移動が必要となるため、学内連絡バスが利用されます。

ルートマップ

  1. [2点間] 豊中⇔吹田
    1. 豊中学舎→吹田学舎
    2. 吹田学舎→豊中学舎
  2. [3点間] 豊中→箕面→吹田
    1. 豊中学舎→箕面学舎
    2. 箕面学舎→吹田学舎
  3. [3点間] 吹田→箕面→豊中
    1. 吹田学舎→箕面学舎
    2. 箕面学舎→豊中学舎
  4. [2点間] 豊中⇔箕面
    1. 豊中学舎→箕面学舎
    2. 箕面学舎→豊中学舎

なぜ「再履バス」というの?

「再履修の人が乗るバス、再履バス」という自虐ネタがそのまま定着したからと言われています。一般教養の授業で単位を落とし、次の年に取り直すことを再履修といいます。一般教養の授業はすべて豊中キャンパスで行われますが、一部の学部は 2年生以降の授業を専ら吹田キャンパスや箕面キャンパスで受けるため、落とした単位を取り戻すには、豊中キャンパスへ移動する必要が生じてしまします。そのため「再履修になった人が乗るバス」=「再履バス」として定着したようです。(過去には「留年バス」という呼び名もありましたが定着しませんでした。)

とはいえ、実際は再履修のために利用している学生はそれほど多くないと言われています。(Handai Walkerが2004年に実施した調査では約6%でした。)サークルのための移動がほとんどのようです。

再履バスの歴史は?

学舎間連絡バスは1970年代に吹田キャンパスが誕生したときに運行を開始したと言われています。その後混雑を極めながら学舎間輸送に努めていましたが、1987年に阪急バスの空港線(大阪空港~蛍池~豊中学舎~千里中央~阪大本部前)が開業したことで一度は廃止されます。しかしながら1997年4月に大阪モノレールの彩都線(万博記念公園~阪大病院前)が開業すると、平行するバス路線であった空港線は廃止となりました。モノレールがあるとはいえ移動時間が増大したことに対し、学生が復活に向けて活動し、1998年4月から学内バスが運行再開され、現在にいたります。2007年に大阪外国語大学が合併されると翌2008年から箕面学舎行きが新設、さらに直行便も追加され現在の形になりました。2021年4月には箕面キャンパス移転に合わせてダイヤの抜本的な見直しを行い、現在の形となりました。