大阪大学のキャンパス間を結ぶ学内連絡バスでは、2024年4月にダイヤ改正を実施します。この記事ではダイヤの変更点や狙いを解説いたします。
東向き 豊中→箕面・吹田方面
1限直前 8:00~8:10の便
1限の授業前に吹田キャンパスへ到着する、豊中キャンパス発の3便において、一部便の発車時間を早めます。
以下の場合は要注意!
- 1限前に豊中キャンパスから箕面キャンパスへ移動される場合
- 1限前に箕面キャンパスから吹田キャンパスへ移動される場合
いずれも発車時間が5分早くなります。乗り遅れにご注意ください。
改正の狙い:
改正前のダイヤでは吹田キャンパスへ到着後、3便ともダイヤ上の待機時間がありませんでした。このため豊中→吹田の運行にダイヤ設計通りの30分以上を要した場合、折り返しが遅れることで遅延が次便に波及する恐れがありました。特に箕面経由便は設定された所要時間に余裕がないため遅延が発生しやすく、到着が授業開始の直前になることがしばしばありました。新ダイヤでは箕面経由便を5分早めることで授業開始までの余裕を確保したほか、吹田キャンパス到着後に折り返すまでの待機時間を設けることで遅延が波及しにくくなるほか、乗務員の小休憩が可能になりました。(吹田8:30着を除く。)
2限前&2限後 9:00~10:30の便
2限前および2限直後に豊中キャンパスを発車する便は時刻・種別(直行/経由)が変更されています。
以下の場合は要注意!
- 2限前に豊中キャンパスから吹田・箕面キャンパスへ移動する場合
これは前述の吹田キャンパス1限前3便を改正した影響によるものです。吹田キャンパスに8:30~40に到着した便が折り返し、30分ほど掛けて豊中キャンパスへ向かい、再度折り返すのがこの時間帯に当たるためです。
改正の狙い:
1限前のダイヤを変更した影響で折り返し便の時刻が変更となりました。また豊中9:50発→吹田10:20着がしばしば遅延しており、授業までの余裕がないとのご意見を反映しました。
3限後 15:25の便
豊中15:25発の吹田行きは、発車時間を15:30に変更した上、箕面キャンパスキャンパスを経由しない直行便に変更します。
改正の狙い:
利用状況を鑑みた結果、15:15発の便が箕面経由便であり、豊中→箕面および箕面→吹田の需要は満たされていると判断しました。箕面経由便を直行便に変更することで所要時間が短縮され、豊中→吹田を移動する多くの利用者にとって利便性が向上します。
4限後 16:50, 16:55の便
16:50発の箕面行きは16:55発に、16:55発の吹田行きは16:50発になります。
以下の場合は要注意!
- 4限後に吹田キャンパスへ移動する場合
- 4限後に箕面キャンパスへ移動する場合
これは後述する吹田キャンパス4限後の改訂による影響です。吹田17:30発を17:20発に早めた影響で、豊中キャンパスの発車時間が早まり、発車時間が重なることを避けるため箕面キャンパス行きの発車時間が5分遅くなりました。
西向き 吹田・箕面→豊中方面
1限前 7:40~の便
1限前に箕面キャンパスに到着する、吹田キャンパス発の便は5分早くなります。
以下の場合は要注意!
- 1限前に吹田キャンパスから箕面キャンパスへ移動する場合
これは前述の豊中キャンパス8:05発を8:00発に早めた影響です。
2限前~2限後 8:30~10:30の便
2限前に吹田キャンパスから箕面キャンパス・豊中キャンパスに向かう便は発車時間・種別(経由/直行)が大幅に変更されます。
これは前述した豊中キャンパス発の便を変更した影響です。
吹田4限後 16:20~17:30の便
吹田キャンパスを4限後に発車する便について、17:30発を17:20発に早めます。
以下の場合は要注意!
- 4限後に吹田キャンパスから豊中キャンパスへ移動する場合
- 4限後に吹田キャンパスから箕面キャンパスへ移動する場合
改正の狙い:
4限後は混雑が激しく、工学部前を発車した時点で満員となり人間科学部前から乗車できないことがしばしば発生しています。4限後の3便目を10分早めることで分散乗車を促すほか、4限直後の2便(工学部16:50, 55発)に乗車できなかった場合の待ち時間を短縮します。
また吹田17:30発は帰宅ラッシュによる渋滞の影響で大幅な遅延が多発していました。従来のダイヤでは豊中キャンパス到着後すぐに折り返し出発する設計であったため、遅延が折り返し便に波及していましたが、便全体を10分早めることで豊中キャンパス到着後に10分の待機時間を設定し、遅延発生時の「クッション」とすることでダイヤ乱れが波及することを防止します。
箕面4限後 17:10の便
4限後に箕面キャンパスを出発する便について、2便目の17:10発を17:15発に変更します。
これは前述の豊中16:50, 16:55発の変更によるものです。利便性は低下しますが、利用状況を調査したところ4限後2便目は利用が少なく、また北大阪急行の延伸開業により需要が減少することが予想されたためこのような措置としました。