注意!運賃は2022年4月現在のものです。2023年度以降、各社で運賃の引き上げが行われていることに注意してください。
以前吹田キャンパス編(こちら)を書いたので、次は箕面キャンパス編でございます。
大阪大学では、1年次の学生は皆豊中キャンパスで共通教育科目を受講します。しかし、外国語学部の学生は2年前期から、箕面キャンパスで授業を受けることになります。それにもかかわらず、1年豊中キャンパス周辺に住んで便利さに気づいてしまった学生は豊中キャンパス周辺から引っ越さず、箕面キャンパスに通学します。また、サークル活動は豊中キャンパスの方に多く、箕面で授業を受けた後豊中に向かう、ということもあります。ここで疑問になるのが、
箕面キャンパスと豊中キャンパスの間はどう移動するのか
ということです。
ここで出てくるのが再履バス。再履バスとは、学内にある複数のキャンパスを結ぶバスで、大阪大学の学生・教職員は無料で利用できます。この再履バスを利用することで、吹田キャンパスから豊中キャンパスへ容易に移動することができます。
ただし、再履バスは万能では無く、授業実施期間の平日のみの運行となります。(平日でも授業がない日は運休)土日や長期休暇中には再履バスはありません。じゃあこのときはどう移動すればよいのか?特に遠くの地方からいらっしゃって阪大周辺に下宿をする新入生はどうすればいいのか全く分からないと思います。
そこで、この記事の執筆者であるフロントエンド担当が新入生に箕面キャンパスから豊中キャンパスへの行き方を伝授します。私フロントエンド担当は、工学部在籍でありながら、再履バス同好会の活動や箕面国際フェスティバルへの参加等、箕面キャンパスを訪問する機会は同じ学部の学生の中では比較的多い方となっております。また、再履バス同好会の他、大阪大学鉄道研究会にも在籍しており(といっても活動というほどのことをほとんどしていない存在感の無い部員ですが)、阪大周辺のバスや鉄道を知り尽くしたプロフェッショナルです。
住んでいるところは阪大周辺ではないのですけどね。(実は実家勢、神戸市在住)
ということで、この記事では箕面キャンパスから豊中キャンパスへ向かう手段を7種類セレクトしました。各ルートを早さ(どれだけ早く行けるか)、安さ(どれだけ安いか)、快適性(歩く距離が長いなどといった理由による体力の消耗が激しくないか)、利便性(本数が多いか、曜日を問わず使えるか)の4つの観点で5段階評価しています。皆さんの学部やライフスタイルに合わせて適切なルートを選んでみたり、日替わりでルートを変えてみて楽しんだりしてみてください。
この記事では、箕面キャンパスから豊中キャンパス・石橋エリアに行く前提で書いています。石橋や豊中キャンパスから箕面キャンパス方面に向かう場合は今回紹介したルートを逆にたどってください。
①基本ルート
早さ ☆☆☆☆
安さ ☆☆
快適性 ☆☆☆☆☆
利便性 ☆☆☆☆☆
箕面キャンパスから西に行くと新御堂筋沿いに「新船場北橋」というバス停があるので、そこからバスに乗車し、千里中央まで行きます。その後、モノレールに乗り換えて柴原阪大前まで行きます。モノレールに乗れば蛍池にも行けるので、蛍池周辺に下宿している人にもおすすめですし、蛍池で阪急に乗り換えることで石橋阪大前まで行くこともできます。(ただし、石橋周辺と箕面キャンパスの間の移動は後述するルートの方を推奨します)
新船場北橋から千里中央に行くバスは非常に多いですので、本数には困りませんが、箕面キャンパスの南側にある新船場南橋停留所に行くと、豊中方面からのバスも合流するため、さらに本数が多くなります。新船場南橋停留所から乗車するのもおすすめです。柴原阪大前までの運賃は阪急バスが220円、大阪モノレールが250円の合計470円です。乗車時間は阪急バスが約10分、大阪モノレールが約5分で、途中の徒歩も考えるとキャンパス間の移動に45分くらいはかかるとは思いますね。
千里中央から新船場北橋に行く場合、千里中央の7番のりばまたは11番のりばのバスに乗ってください。(セブンイレブン!)ただし、7番のりばの急行バスと11番のりばのキューズモール行きのバス(追記:残念ながら廃止されてしまいました)は新船場北橋をすっ飛ばすので乗ってはいけません。新船場北橋では降ろしてくれません。2番のりばのバスでも新船場南橋までは行けます。
②千里中央徒歩ルート
早さ ☆☆☆
安さ ☆☆☆☆
快適性 ☆☆☆
利便性 ☆☆☆☆☆
①のルートの亜種で、箕面キャンパスから千里中央まで歩くルートです。これにより、バス代220円が浮きます。だいたい25分くらいかかると思います。箕面キャンパスから千里中央までは下り坂なので比較的楽ですが、千里中央から箕面キャンパスまで行く場合は上り坂なのでちょっとしんどいです。
③柴原ルート
早さ ☆☆☆☆
安さ ☆☆☆☆☆
快適性 ☆☆☆
利便性 ☆☆☆☆☆
箕面キャンパスから豊中キャンパスへの移動ルートの中でも知る人ぞ知る裏ルートです。まず箕面キャンパスから新船場南橋停留所まで歩きます。西側にある停留所から阪急バス40/41/43/44/46系統に乗車し、柴原停留所まで行きます。そこから歩いて豊中キャンパスに行きます。吹田キャンパス編で紹介した柴原苦行ルートの箕面キャンパスバージョンですが、箕面キャンパスから新船場南橋停留所まではすぐなので、苦行ではないです。運賃は220円で、今回紹介するルートの中での最安値です。柴原停留所から豊中キャンパスまでが遠いですが、健康のためだと思って歩きましょう。
④萱野乗り継ぎルート
早さ ☆☆☆☆
安さ ☆☆
快適性 ☆☆☆☆☆
利便性 ☆☆☆
新船場北橋停留所から北行きのバスに乗車し、萱野小学校前で下車。そこで、国道171号線沿いの停留所に移動して阪急バス92系統に乗車して石橋に至るルート。新船場北橋から萱野小学校前へは、阪急バス20/22/85系統のほか、市立病院を経由するため時間は少しかかりますが19系統も使用できます。また、81/82/83系統を利用することもできます。その場合、これらの系統は萱野小学校前を経由しませんが、芝西を経由するので、芝西で下車することで同じく92系統に乗り継ぐことができます。運賃はバス2本がそれぞれ220円で、合計440円です。石橋周辺へのアクセスの他、瀬川地区に下宿している人にも使いやすいルートです。
⑤萱野徒歩ルート
早さ ☆☆☆☆
安さ ☆☆☆☆☆
快適性 ☆☆☆
利便性 ☆☆☆
④のルートの亜種で、箕面キャンパスから萱野小学校前停留所まで歩くことで、バス代220円が浮きます。箕面キャンパスから萱野小学校前までは箕面キャンパスから千里中央までより少し近いので、歩くのはそんなに大変ではないです。この距離ならバスに乗らず、歩く方がいいかもしれません。(ただし、人による)
萱野小学校前から石橋へは④と同じく92系統、220円です。
新船場北橋でのバス待ち時間や萱野小学校前での乗り継ぎを考えると、早さは④のルートと大差が無いと思います。
⑥箕面ルート
早さ ☆☆☆☆
安さ ☆☆☆
快適性 ☆☆☆☆☆
利便性 ☆☆☆☆
新船場北橋停留所で阪急バス19/20系統に乗車し阪急箕面駅まで行き、阪急箕面駅で阪急箕面線に乗り換えて石橋阪大前に至るルート。箕面キャンパスと石橋地区の移動手段の中では最もメジャーなルートではないか、と思います。バスの乗車は20分もかからないくらいで、阪急箕面線の乗車時間はおよそ6分程度です。阪急バスは4本/h、阪急箕面線は6本/hありますので、本数にもそれほど困らないと思います。バスの運賃が220円、阪急電鉄の運賃が160円の合計380円で移動ができます。
⑦井口堂ルート
早さ ☆☆☆☆☆
安さ ☆☆☆☆☆
快適性 ☆☆☆☆
利便性 ☆☆
これも知る人ぞ知る裏ルートとなっております。
新船場北橋停留所から阪急バス82系統に乗車し終点まで行きます。
以上!
吹田キャンパスから豊中キャンパスへの移動でもふれたこの阪急バス82系統、実は箕面キャンパスから豊中キャンパスへの移動で真価を発揮します。このバスの終点は井口堂であり、石橋阪大前駅の近くです。④~⑥のルートでは、乗り換えが必要だったり、徒歩が必要だったりしましたが、このルートはそんなもの一切いりません。乗車時間は30分弱で、220円です。バスの本数が少なめなのが難点ですが、うまくバスが捕まれば最強です。
ちなみに、石橋地区から新船場北橋へ向かう際は、82系統は阪急石橋北口停留所が始発となります。
いかがだったでしょうか。これらのルートを知っていれば、キャンパス間の移動ももう怖くありません。それでは、良いキャンパスライフを!